昭和の芸能人、プロ野球選手…その言葉から想像するのは「愛人」でした。
あくまでも噂や週刊誌からの情報に過ぎませんが、各地に若くてきれいな愛人がいて相手をしてくれる。それはそれはうらやましい関係。
でもその対価は物や現金などの形として渡さなければいけなかったのです。
翻って現在では、愛人という言葉はすっかり聞かなくなり、セフレという軽い関係が一般的になりましたね。
この二つの違いはどこにあるのでしょうか。一緒に考えてみましょう。
愛人は囲うもの
最近、愛人という言葉もすっかり聞かなくなりましたね。
でも中高年の男性にとっては、まだ憧れの言葉として響くのではないかと思います。セフレとは違い、愛人は金や社会的ステータスを背景にして、若い女性を手元にキープしておくことを指します。
ただ金があればいい、というわけではありません。生活の面倒まで見るのが愛人でした。
昔から芸能人やスポーツ選手は家庭以外の場所にいくつかの疑似家庭を持っており、そこに愛人を囲っていました。極端なケースだと定期的に訪れる遠征先や撮影現場で愛人を作り、家を買い与え、何なら子供までいる、というケースも。
このように圧倒的な財力がある場合、気にいった相手といわばもう一つの家庭を持ち、仕事への活力としていたのでしょう。
人間関係が多ければ多いほど、その人の内面は豊かになっていきます。特に芸術家がこのような生活をするのは理に適っているとも言えますね。まぁ、いまでは倫理的にアウトなんですが。
男なら憧れますよね。一度でいいから愛人を作ってみたいです。それは才能と経済力の証明になったのですから。
セフレは対等
愛人は男性が財力で女性を囲うことを意味していましたが、セフレにおいては二人の関係性は基本的に対等です。
これにはいくつかの原因があると思います。
- 時代背景
- 価値観の変化
セフレという関係を作っていると言えるでしょう。
時代背景
昭和の頃に比べると、現在は格段に女性の地位は向上しました。愛人を作ることができた時代は、男女間の格差がすさまじく、女性は男性に頼らないと生きていくことが難しかったのです。
そういう男女間の不平等が「愛人関係」を成立させていた、ということでしょう。
何らかの事情で働けない女性は、生きていくために自ら進んで愛人になったでしょうし、むしろ財力と影響力のある人の愛人になることは一種のステータスであったかもしれません。
価値観の変化
お金とは切り離して考えても、男尊女卑は古い考えとなりました。
そしてセックスも男性が一方的に快楽をむさぼるものではなくなり、「一緒に楽しむもの」に変わってきました。
愛人関係の場合は男がすべての出費を負担するかわりに、女性の体を自由に扱う、そういう考えでしたが、セフレはお互いに選ぶ権利があり、対等な関係が約束されている状態で純粋にセックスだけを楽しみます。
男性に比べ、女性のセックスに対する考えは依然開放的とは言えませんが、隠れてするもの、恥ずかしいもの、ではなくなりました。これは大きな変化と言えます。
まとめ:勘違いに気をつけよう
特に年配の男性は、セフレ=愛人と思ってしまいがちです。
財力で女性を引き留めよう、そういう考えは捨てるようにしてください。金で買えるもの、そんな風に女性を見ることも失礼ですし、今の時代にはただ金づるにされて終わるだけです。
あくまでも対等に、お互いに利益があるから一緒にいる、そしてセックスを楽しむというのがセフレの関係。
だから、財力がない一般の男性も幅広くセックスを楽しめるようになった反面、金があるからと言ってなんでもできてしまうアドバンテージは無くなったのです。もちろん、金はあるに越したことはないのですが、令和の今、より求められるのはあなたの人間性なのです。
セフレが欲しい、そう思うのであれば、やはり自分磨きを怠ってはいけませんよ。